「謝罪の意を表す文章」というのは「小説」ではありません。 言いたい事を言いたいように書くのが「小説」ですが、「謝罪文」は「小説」とは全く性質の違 う文章です。
自らの非を正しく認識して、それを認め、真摯に反省の意を表す。
それが求められている「謝罪文」というものです。
「オリジナリティ」というものに対する考えは、それぞれ個々人で違いがあっていいものです。 むしろ、違っていて当然のことです。 その点について、提言を立ち上げた方々の見解を否定したり、非難したりするところではありま せんし、ここにこうして書き込まれている方々全員が、そのことを責めたりしているわけではな いと思います。 ですから、集いとしての謝罪文にであれ、個々人のサイトに掲げておられる謝罪文にであれ、皆 様方のオリジナリティについての見解を、わざわざ書かれる必要はないと思います。
重ねて申し上げますが、「オリジナリティというものの定義」について、批判しているのでは決 してないのですから、そのことを長々と書かれるのはむしろ、「自分たちの行動の正当性を主 張」するために「言い訳」しているとしか見えません。 「言い訳」にしか見えないので、皆様方が「反省している」とおっしゃられても、それが心から の真摯なものであると、感じ取ることが出来ないのです。
失礼な申し上げ方ではありますが、私の本音です。
そして、ここに意見を書かれている皆さん、そして私は 「類似問題が起きた場合の解決法として提案した方法の内容そのもの」 に問題があったと申し上げたいのです。
以下に皆様方に対して、質問をさせていただきますので、真摯にお答えをいただけますよう、お 願い申し上げます。
1.皆様方は未だに、集い発足時から2/10の改訂版に至るまでの間、一貫して主張し続けていた 「先発を優位と見なし、先発に類似作品の扱いの決定をする優先権を持たせましょう」 という提言が、 「誤用・誤解・悪用がなければ、誰に向かって摘要しようが、誰にも非難されることのない、誰 も傷つけることのない正当な方法である」 という認識をお持ちなのでしょうか。 そういう認識を確固としてもち続けておられるとすれば、何故、そのようにお考えなのでしょう か。
2.皆様方の提言が当初は、提言を摘要する対象作品の「種類・種別」については「言及しておら ず」、それがために、というよりはむしろ「故意」に真似たものは言うに及ばず、「偶然」に似 たものにまで提言を摘要する、という意図であったことは明らかです。 「偶然」に似たものに対して、何故、著作権の侵害を勧めたのでしょうか?
3.「方法論そのものに重大な欠点―著作権侵害の勧め-があった」ということに、何故思いいた らなかったのでしょうか。
4.誤用・誤解とおっしゃっていましたが、そうではなく、はっきりと「提言の方法論は著作権侵 害である」ということを理解なさったのでしょうか。そして、「誤用・誤解・悪用」と、受け手 側 に責任転嫁することなく、心の底から反省しておられるのでしょうか。
5.集い閉鎖という結論を出し、皆様方がご自分のサイトを休止・閉鎖する前に、何故、そのこと に思い至らなかったのでしょうか。
6.いくつかの検索サイトにて、この問題に言及したコメントが相次いで出されましたが、管理人 の方の好意で運営されているとはいえ、本来、いずれにも偏るべきではない検索サイトが、あえ てこの問題に対してのコメントを「出さざるを得なくなった状況」を生み出してしまったのは
「誤解・誤用・悪用した、悪意ある第三者にのみ全責任がある」
とお考えなのでしょうか。
7.この騒動によって、無数の第三者の方々が、物理的・精神的に様々な被害を被っている、とい う話があります。 その全ての方々を把握するのは無理かと思いますが、把握しておられる方々には直接、謝罪をす るべきではありませんか? 被害を受けた方々に、わざわざ「集い」のページに足を運ばせ、皆様方のサイトに足を運ばせ、 謝罪文を確認していただく、という方法だけで、真実、皆様方の謝罪の意と誠意が伝わると、本 気でお考えなのでしょうか。 既に、被害者を受けられ、皆様方に連絡をとられた方がお一人、ここに書き込んでおられます が、「提言が間違った方向に一人歩きしている」事実を知り、その重大性を認識したのなら、何 故、その被害者の方に連絡をとらず、「特定の、集いに対する意見を皆様方に伝えられた第三 者」への「返信」を優先されたのでしょうか。
8.皆様方は、「マナーを守るためなら、法律違反を犯し、人の心を傷つけてもよい」とお考えな のでしょうか。 「法律違反していないからといって、人の心を傷つけることは許されない」という主張は当然で す。私も同意するところです。 しかしながら、そのために「マナーが守れて、傷つけられないなら、法律違反してもいい」とい う理屈になるのでしょうか?
最後に。 これだけの数の書き込みにお答えになるのは、とんでもなく手間も時間もかかることと推察いた しておりますが、どうか、似たような内容の質問に対して、 「一括りにして答えたり」、「元集い提言・賛同者一同拝」と言ったような、責任の所在があや ふやになるような回答方法はなさらないでいただけますよう、お一人お一人に、皆様方が自分の 言葉で責任を持ってお答えくださいますよう、お願いいたします。
そして、閉鎖を決められた管理人さまに、老婆心ながら、ご忠告申し上げます。
閉鎖をして責任をとります、という結論を是とする方もいれば、それは無責任だという方もいら っしゃいます。
騒動を起こした責任をとる。
それは、当然のことであり、また潔いと感じる方もいらっしゃるでしょうが、一方で 「責任の取り方として、安易に閉鎖という結論をだされるのはかえって無責任である」 というそしりを甘んじて受ける覚悟がおありと推察いたしておりますが、今回の問題に対して、 怒りを覚えたり、恐怖を持ったりした方にだけではなく、 「この問題は管理人さまの書かれる作品とは関係ない」 と考え、皆様方の作品の更新を楽しみに通ってこられた方も、たくさんいらっしゃることでしょ う。
その方たちに対して、なにより、無責任な決着の仕方であると思われませんか?
「書けない」 「書くのが辛くて辛くてたまらない」 「書きたくない」
そう思われるのでしたら、それこそあえて踏みとどまって、一ヶ月でも二ヶ月でも、半年・一年 でも、好きなだけ「休止」し、未完の作品を完成させ、そして「閉鎖」なり「継続」なりなさる べきではありませんか?
「立つ鳥、後を濁さず」
この言葉を、なによりも閉鎖を決めた管理人の方々によく考え、かみしめていただけますよう、 お願いいたします。
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